ぶえのすたるです。
まず、前回の内容が「意味深でびびった」と、いちぶのメンバーに告げられたが申し訳ない。あれはあくまでもビジター向けで、現在のメンバーの再構成とかはまったく考えてない。むしろ今後のために一緒に考えてもらいたい。
そのためにはまず、優秀な新しい人材の確保が必要だ。
まだ、メンバー増やすのかい?と思うメンバーも居るかも知れないが、現在のジョッピンカルは、札幌市の大部分が南区のようにミドル〜シニア層ばかりのチームだ。しかも、南区が59%の面積でも8.1%の人口に過ぎないのと同じように、胸を張って素人といえるレギュラーメンバーはもうフロントを除いて少なくなった。
このまま看板に偽りのない肩書きをつけなければならないのなら『チョイ悪オヤジのフットボールクラブ』とかになってしまう。これは痛い。あまりにも痛すぎる。
今でも決してジョッピンカルは経験者優遇のチームではない。
そもそも札幌映像業界選抜チームで始まったジョッピンカルが門戸を解放したのは、サッカーは好きなのだけどまるで経験がないため受け皿がない文化系メンバーや転勤や入学などで札幌でみよりのないサッカー好きのためから始まった。
ためしに昔のメンバー入部動機データを見てみよう。
続いて、これが近年の新メンバーのデーターである。
最初の1%がタケという事以外、誰が誰だとは解らないが「webを観ておもしろそうだから」という理由だけで入部するメンバーに、最もじょっぴんらしい気質を感じるのではないだろうか。
この部分が減っているのは当然だ。
今もメンバー募集要領はtopページの右側に小さく記してあるだけで、外部向けの更新が滞った状態では、ほとんどの新メンバーが現メンバーからの誘いであって仕方ない。
だいいち、「じょっぴん共同通信」もずっと更新されていないのも問題だ。2005年は一度も更新なしで、最後は『Down to River〜挑戦者たち〜じょっぴんイカダ下りの真実』サッカーとはなんにも関係ない記事だ。
かつて、この連載はジョッピンカルの民度を示す重要な広告塔だったはずだ。
何故なら、誰だって知らない草サッカーチームの門をひとりで叩くのは不安なものだ。ある程度のサッカー経験と自信がなければ物怖じしてしまうだろう。現在、ベンチで大きな顔と身体をしているローリーも初参加の前の晩は不安で不安で夜を通してバックナンバーを読んできたというぼっけもんだ。
すなわち、更新を怠ればチームは強くなり、活性化すれば弱くなる。
一見矛盾するようだが、定山渓が札幌市というほどではない。
盤渓が中央区という事実に比べれば、よっぽど納得しやすいのではないだろうか。
最近、鬼のように更新を始めたのもその理由のひとつだ。
今我々が最も求める新メンバーは、若くてへたなやつだ。
そういう優秀な人材の確保にはピッチでのコミュニケーションより、ネットでのコミュニケーションを活発する必要がある。仲間内だけのwebを私は好まない。ビジターを意識した開かれたサイトのためにメンバー諸兄にはこれからも変わらず一層の協力を仰ぎたい。
たとえば、次の試合と興業予定を案内する「Next Match!」
最近は事前登録が必要だった「ジョッピンカルHG」や「榎木津プラス10」なと、早い者勝ちの企画もあって、大会厨だけでなくともメンバーのチェックは欠かせない。しかし、ビジターにとっては単なる出欠レスもジョッピンカルの雰囲気を知る重要な材料のひとつだろう。
あの方式はかつて札幌最弱時代、定員割れした朝5時の米里サッカー場で途方に暮れた創設メンバーたちで、泣きながら思案したあげく産み出されたもんだ。
もともと、ジョッピンカルのメンバー条件として必要不可欠だったのは、サッカー経験よりインターネットにアクセスできる事が条件だった。お互い、職業はもちろん、本名も知らないメンバーの集まりなため、連絡は一方向からしか発信できなかったからだ。そう考えると当時はインターネットがサッカー以上の科学力が必要だったために文化系のメンバーが多かったのかも知れない。
現在ではインフラの普及で誰でも簡単にネット環境にアクセスできるし、仮に職場などの事情で、タナ=デブ、とか直接みれないメンバーも居たとしても、メンバー間で代返協力とかしてくれていて、まったく問題ない。
コミュニケーションは現場で直接すれば充分なのは正論なのだが、事情があってずっと参加できないメンバーのためでもあることを少しだけ意識してあげよう。そして、ずっと参加できないメンバーであっても、いつでも気軽に顔を出せるような受け皿だけはいつも用意しておいてあげたいと思う。
行くとレスしてもめったに来ないあるまんどはさておき、毎回速攻レスしてくれるメンバーには本当に感謝しているが、だからといって、いろいろ所用があって出席レスできないでいるメンバーも申し訳なく思う必要はない。むしろ、それが普通だ。
年間すべての土日祝をサッカーに捧げられるのは幸せものの特権だ。日常の副業の安定や、人生のパートナーに恵まれている、あるいは、あきらめてこそ叶うその幸福に感謝しなければならない。残念ながら、私を含む一部のメンバーはわずかな余暇は生命線なのだ。
さて、しかし、こうして、若くてへたなやつに対して、罠を張ってみたところで効果が出るのは何年後である。最後にこのワールドカップイヤーに於いて具体的にどうやって客を取っていくかを考えよう。
たとえば、先発メンバーに不満なら「チェンジ無料サービス」
ただし、何回もチェンジするとやくざが出てくるかもしれないのはデリヘルと同じだ。
まだ、これだけでオファーが殺到するほど甘くまい。
そこで私は、これまでは「代表」という立場でしかなかったのだが、この、帳簿上だけの肩書きから一歩進んで今期から「総督」となる事を決意した。これは幕末の奇兵隊総督、高杉晋作をリスペクトしてのものだ。
かつて奇兵隊が足軽・郷士だけでなく、百姓・町人・坊主など藩の正規兵(経験者)以外で組織され、誰にでも門戸を広げた歴史は、まさにジョッピンカルが引き継ぐ精神だ。
総督であるからには前線に立たなければなるまい。
その決意として今期は、総督、榎木津礼二郎がゴールキーパーをする宣言。
ないきー!
なにも、わざとゴールを緩くするつもりはない。
ライバルチームどもかかってきやがれ!
しかも、私がやるからにはジョッピンカルGKユニを強力に自腹でテコ入れをする。
デザインはワダ・エミ。
ジョッピンカル白ユニが、北海道草サッカー界で最も高価なユニであるようにGKユニもそうでなければならないはずだ。金のシャチホコの紋々でも、いちくんが入れてくれるだろう。夜露死苦!
ただし、何事も物事には例外はつきものだ。
札幌中央郵便局が東区にあるように。
じょっぴん共同通信(2006・3・13)