人には添えよ、馬には乗れよ。

検証:ジョッピンカルは弱くならなければならないのか?

やは!
31万3千854名(2006.2.28現在)の読者諸兄、ぶえのすたるです。
ジョッピンカル代表、榎木津礼二郎(独身)だ。

近年、草サッカー界ではジョッピンカルは虚業になってしまったと失望する声が多いという。
かつて「札幌最弱素人選抜草フットボールクラブ」を看板にしていたせいで、嘘、大げさ、紛らわしい、という呼ばれるのはまだしも、場合によっては死亡事故に至るおそれがあるとまで噂される始末だ。

事実、この近年、対戦相手の顔ぶれが変わったことでもそれを感じるメンバーは多いかも知れない。フロントスタッフの課題は人集めやグラウンドの確保より毎週対戦相手を確保できるかどうか、同時にそれが草サッカーチーム運営に対する社会の評価なのである。
今回はこの場を借りて、来年に控えたチーム創設10周年に望むためにも、ジョッピンカルは本当に強くなったのかを検証し、基本理念をもう一度確認しよう。

Q:ジョッピンカルについての不満を聞かせてください。

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(2004〜2005 じょっぴん調べ)

確かに直接言われることも多い。ジョッピンカルは強くなった。
その代わり、上手くなったと言う人は少ないし、若くなったとは誰も言ってくれない。

ジョッピンカルが強くなった理由は簡単だ。近年の主力メンバーが経験者ばかりだからだ。
かつて、もう辛くてサッカー嫌いになりそうだった札幌最弱を売り物にしていた時代には素人の中に外国人枠に相当する玄人3名だったが、そのスタメン比率もボスマン判決により逆転してしまった。ただし、うちには不相応だろうと思ったメンバーも次々に朱に交わったために順調に下手になってきている。
やはり、最初に確認すべきことは、「モビルスーツ一機が戦局を左右できるものではない」とレビル将軍が言うようにクラブとしての炎のお約束だ。

では、ジョッピンカルは本当に弱くならなければならないのだろうか?

ジョッピンカルの目的のひとつは「サッカーを楽しむこと」
しかし、そんな言葉は、オランダ帰りのパス地蔵でも言う事で、ジョッピンカルの使命ではない。

ひょっとしたら最近、その「サッカーの楽しみを対戦相手にも同じくらいに与える」という重要な使命が最近希薄になっていないだろうか。
何故ならサッカーを楽しむだけが目的なら、ただ紅白戦を繰り返せばいいのである。

例えば、ジョッピンカル並の選手層があれば紅白戦も可能だ。
しかし他のチームの事を考えてあげよう。
かつて、ジョッピンカルと対戦するのが夢、あるいはそのために結成された素人中心の草チームが何チームもあった。今、そのほとんどが絶滅の危機に瀕している。見合った対戦相手がないと存続は困難だからだ。

なにも、ジーコが三都主を外さないように無理矢理穴をつくる必要もない。ただ、勝利の喜びより、得点の喜びはもちろん、いいプレイをした喜び、連携が思い通りにできた喜び、自分の課題が克服できた喜び、チームメイトから褒めて貰う喜びを目指し、同時に相手チームにもそれを与えられるのであれば、こんなに嬉しいことはない。

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2005年、小学生チームと対決するためにデビューしたジョッピンカル動物オールスターズ

もちろん、勝利の喜びも最大の楽しみだ。
盆と正月くらいはそういう力試しも必要だが、最近、その味を占めてないだろうか。これは近年、ブッキングの手間を省くために熱いカップ戦、熱いリーグ戦に参加しすぎたフロントの怠慢による弊害によるものだろう。

そもそも、Gリーグの話も最初に来た時、ミドルカップと被るが限定枠出場より全員が参加できるGリーグのほうがいいのではないかと提案したが、メンバーの総意は全部やりたいであった。
2006年度のコンサカップも考えものだ。結局2分しか出場機会がなかったメンバーが居た事や、助っ人の活躍でベスト8進出した羊など私が居ながら、結局相川兄さんを一度もフィールド起用していない。勝利へのが出たのだ。
コンサカップ一般の部も、能ある鷹が爪を隠したままで終わった蛇はさておき、狼もホッピーがはじけた桃も消化試合がベストゲームだった。昔からジョッピンカルは勝利の欲を越えたときは、バーボン以外はフィールド上でよく声が出ている。結果は伴わないにしても。

さて、中にはもうそろそろジョッピンカルももう一歩進むべきだと考えるメンバーも居るかも知れない。むしろそっちのほうが正しい。
経験者メンバーのほとんどは、別のもっとまともな自分のがあるがあるので問題ないとしても、もうそろそろそういう時は遠慮無く、反旗を翻すというネガティブな考え方でなく、ここで知り合ったメンバーたちとでも構わないから卒業というポジティブな意味で新チームを立ち上げてもいいのではないかと思う。そして、かつて、ヘモグロビン、じょっぴんベアフットと枝分かれしたように、本家のライバルチームになってくれるとありがたい。

ジョッピンカル(TM) 自体が同じように一歩進むわけにはいかない。それで、だんだん参加しづらくなったメンバーの受け入れ先が今のところ他に存在しないからだ。どううしてもここでしかサッカーできないだろうと思われるメンバーたちと他の素人サッカーチームのための支援団体であり続けなければならないと今一度思う。

その為には、素人や親父も物怖じなく参戦できる大会。かつての「オフサイド二回でフリーキックサービス」や「勝ち点争奪、ドラコン&ニアピンコンテスト」などの緩い大会の場をもう一度、ホスト国としてジョッピンカルが与えなければならないかも知れない。

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2000年から始まったロメオカップうんこカーの借金を完済したので終わった。引き継ぎを検討したBdのシボレーカップも第一回開催を待たず廃車になった。残るは草サッカー界のために長いローンを始めてくれたロビーのロータスカップに期待されるが、まだ納車のメドは立ってない。

繰り返すが、楽しければいいのではなく、対戦相手にも楽しんでもらえているだろうか、という炎のまごころがジョッピンカルの基本理念だ。

それには素人ばかりのチームでは困難だ。
なぜなら相手のことまで考えたプレイをするには、高い技術が必要だ。私などプレイ中はいっぱいいっぱいで、できれば話しかけて欲しくもない。かつて、クライフがシュートは一度ポストを叩いてから入れるくらいちょうどいいと言ったように、これまでどおり経験者メンバーのみんなさんには、相手チームをも呆れさせるファンタジーを期待する。

同時に、素人や親父もいつまでも特権保護階級にいると思ってはいけない。
このままではおまいらはただ古くなるだけだ。ただ毎週集まってだべってるだけで満足なら、季節や天候に左右されない囲碁クラブかまわし俳句の会にする。
直接のライバルになる中田や中村が居るときは妙にがんばる小笠原のように、絶えず自分なりの課題を持って望んで欲しい。

さて、この程度の長文でオファーが殺到するほどライバルチームは甘くない。
もっと具体的な付加価値を見せてあげなければベテランチームほどしたたかだ。

実はすでに、ワールドカップイヤーへ向けて、ボーナス確定は間違いないという具体案が控えている。

次回は引き続き、口先だけではなく、ジョッピンカルはどうかわるのか、2006 炎のキャンペーンを発表する。


じょっぴん共同通信(2006・2・28)


コメント

>2006 炎のキャンペーン
まさか、会費¥1,000−になるとか?

Posted by: daddy at 2006年02月28日 22:58

>2006 炎のキャンペーン
誰かドイツ派遣とか?

Posted by: トシ at 2006年03月01日 11:36

ゆずから「もっと太ったら口聞いてやんない」と言われたが、まだまだOK???
次回の”2006炎のキャンペーン”発表がまたれる。

Posted by: bourbon at 2006年03月01日 14:23