誰か俺に中島美嘉の魅力を教えてくれないか。
食わず嫌いでなく、かつて仕事でメイキングビデオを扱ったせいで、CDもDVDも持ってる。
とにかく、歌姫なんて呼ばれているの理由がまったく解らない。
つい不安になるので「中島美嘉の唄ってあれで上手いの?」音楽の世界のプロに会う機会がある毎に訊いてみる。答えは大抵こうだった。「むしろ、下手だね」
では、歌唱力以外の魅力か?
映画「NANA」は予想に反して悪くなかったが、中島美嘉のキャラのせいでもうあの漫画は12巻以降読んでない。なにしろ、化粧の濃い女はむしろ好きなくらいだが、真夜中に家に帰ってきて廊下にあれが立っていてみろ、化け物だぞ。
そもそも、芸能界のポストというのはひとつしかないらしく、時代の節目でとって変わられる。
えろいミーシャと思っていた倖田來未がいつのまにか浜崎あゆみにとって変わろうとしているように、彼女も歌姫のポストに割り込みたかったのだろう。
とにかく、いまどき「姫」なんて呼んでいいのは、安藤美姫だけだ。萌。
さて、前置き(長!)は置いといてトリノ五輪。
誰か俺に冬のオリンピックの魅力を教えてくれないか。
がんばっている人たちには本当に申し訳ないが、個人的には冬のオリンピックというものの存在理由がワールドカップの三位決定戦くらいにしか思えない。ワールドカップの三位決定戦で盛り上がるのがその当事国くらいなのと同じ理由だ。
試しに身のまわりのサッカーファンに訊いてごらん。歴代の優勝国は言えても歴代大会の三位の国が答えられるだろうか?
おーけー、冬のある国だけの大会という事情は仕方ない。
では、俺が勉強不足なだけなのかもしれないので教えて欲しい。
何故、黒人選手が居ないのか?
仮にそういう選手が出場したとして、距離や時間を競う結果の明確な競技ならまだしも、フィギュアのような芸術点を争う競技の場合、果たしてアメリカの審判はアラブ人に満点を入れられるだろうか?
まあ、これは冬に限ったことでないので置いておく。
では、なんでオリンピックって毎回、新しい種目が増えるのさ?
ひょっとしたら、オリンピックってそういう意味合いの大会?
ワールドカップにエンターティメント性とより多くの国に参加の喜びを与える為に、フリーキック、PK合戦、ジグザグドリブル、リフティング競技とか加えられたら、と想像するとぞっとするぞ。
つか、毎年種目が増えるのがオリンピックの醍醐味なのか?
だったらメダル取れそうな種目を考えて新種目に加えてもらうよう働きかければいい。こうなるとスポーツでなく、もう国家間の外圧を競う大会だな。
そいえば、昔からよく解らん競技だったカーリングなんて今年は誰が考えたんだろう、素晴らしいキャッチコピーを貰っていた「氷上のチェス!」
ほんと、チェスを知ってて言ってるのかと小一時間問いつめたい。
ずいぶん昔、ペンフレンドの演出家が掃除機のCMでカーリングを模した企画の為、全日本カーリング協会に取材した時のこと。これまでの大会の退屈なビデオを何時間も見せられたが一考にこの競技の魅力が解らない。しびれをきらした彼は、いったい私たちはこの競技のどこに注目すればいいのでしょうかと尋ねた。全日本カーリング協会の代表は待ってましたといわんばかりに答えたそうだ「眼です、この選手たちの必死な眼!ほらっ、ここ!ほらっ!」
代表がこれだ。「氷上のチェス」でなく「表情のチェス」だな。それなら解る。
だいたいメダル、メダルとうざい。
確かにメダルが目的なのは解るけど、記憶に残るべき瞬間は沢山ある。仮にメダルの数が過去最低であるからトリノ五輪チームが過去最低だったなんていう見方は決してしてはならない。これは仮に今年ドイツでサッカー日本代表が3敗してもだ。
おかげで、大会終盤のフィギュアスケート女子。
もう、安藤美姫なんて四回転飛ばないと国賊並のプレッシャーだ。俺が安藤美姫なら最初に思いっきり四回転失敗する。そうしたら、やっとこさ、せいせいして、自分の好きに滑るな。後で「こけちゃいました」とでも言っておけばいい。
メディアの在り方に問題がある。ナショナリズムもここまでくると偏向報道だ。日本選手団を中心に報道するのは当たり前だとしても、次の試合を映さずに何度も日本選手のリプレイを繰り返し続けるのもいかがなものか?日本のサッカーファンたちは1998年まで母国が出場しないワールドカップであっても必至こいて観てたもんだ。
サッカーファンの視点から見てちょっと気になったのはユニフォーム。
イタリアはアッズーリ、オランダはオレンジとおなじみのカラーだが、日本は昔から、サッカーナショナルチームとは通じてない。これはサッカー協会が独自のスタンスをとってるだけなんで問題ではないが、サッカー日本代表もいつか日の丸を背負うべきだ。そうすればブルースなんて呼ばれないですむ。
しかし、スケート系の格好はモジモジ君みたいで悲惨だな。
空気抵抗を少しでも減らす意味は解るがもう少しデザインする方法はないかな。たとえば仮に安藤美姫にスピードスケートの天賦の才があることが発覚したとしても「私、あんな格好するの絶対嫌!」と暴れるのは間違いない。
まあ、そうは言ってもこのトリノ五輪の連日の報道のおかげでサッカー日本代表がアメリカにぼこぼこにされたり不甲斐ないのが目立たないで済んでいるのには本当に感謝してる。
そして何より今、俺がとりかかってる仕事も、次の北京五輪需要のおかげだから、まったくもってオリンピック様々だ。
そこそこに、がんばれニッポン!(於:明日のフィンランド戦)