キャシャーンがやらねば誰がやる!

GWを狙った新作映画。
まともな人は「KILL BILL2」を観るんだろうけど「CASSHERN(キャシャーン)」を観ないではいられない。キャシャーンといえば、もろリアルタイム世代じゃあないか。
とか言っても実は先日の日曜ロードショー「セブン」の枠でCMを初めて観るまで知らなかったんだけどさ。

さっそく公式webで予備知識を(しかし映画のwebってフラッシュがお約束だな)
casshern.com

監督はなにやら、宇多田ヒカルの旦那。
それでCMで宇多田ヒカルの唄が流れていたわけか。

story
そこは、我々が歩んできた歴史とは全く異なる歴史を歩んできた世界。
大戦は50年も続き、世界は大亜細亜連邦共和国とヨーロッパ連合という、ふたつの陣営に分かれていた。
長い戦いの末に、大亜細亜連邦共和国は勝利し、東アジアのユーラシア大陸一帯を支配するに至った。
しかし、その勝利で得た物は人心の荒廃に、化学兵器、細菌兵器、核がもたらした薬害やウィルス、
放射能などの後遺症と荒れた大地だけであった。

人類は座して緩やかな終焉を迎えるだけなのか?

おお、まるで、村上龍の「5分後の世界」みたいだ。原作は公害とかだっけな。
とにかく、トレーラー(予告編)で昇天。
実写版の映画化は不安があったが、いい感じ。ブレードランナー世代ってやつね。
キャシャーンがヘルメット脱いでる?なんか新鮮。
Vの字が印象的なヘルメットも、今回の映画は被らないようだ。
対する、ブラキンは地獄から復活した財前教授。
このトレーラーではワンカットしか出てないのに存在感は流石。
聴くところによると唐沢もキャシャーンのリアルタイム世代。未だにカラオケではキャシャーンを唄っているくらいなんです、何でもやりますから絶対出演させてください!と懇願したとか。まあ、きっと撮影現場で勝手にキャシャーンヘルメット被ってたりしてるんだろうな。
寺尾聰がマッドサイエンテストっつーのもいい。犬は出るのか?飛ぶ犬は?
ちなみにこのサイト、プレス用の資料ページがあって、たとえば「LUNA」とかKeywordを入力しないとアクセスできない仕掛けになっているらしい。

こういった過去の作品の焼き直しは諸刃の剣だ。
過去、平成ガメラは唯一と言っていいほど成功したが、今度はさらにアニメから実写。
単なるオマージュでは成立しない。
本来、作品はオマージュでなくリスペクトであるべきだ。
キャシャーンを懐かしむ世代だけに訴求したって興行的に成功しないし、かといって今の若いターゲットは指輪物語とかの見事な映画化を日常的に観ているわけだし。
たとえばいっそ、キャシャーンの名前も使わずにリスペクトされた新しい作品にしたほうがどんなに楽だろう。しかもキャシャーン、同じタツノコプロを口説くならガッチャマンのほうが興行的に話題になったかも。昔、NTT東日本でやったSMAPのガッチャマンはよくできてたなあ。あのクォリティで2時間できるのだろうか?
いや、クォリティとかはどうでもいい。今、何故、キャシャーンなのか。どうしてキャシャーンでなければならなかったのか、が非常に興味がある。

たとえ腐ってる(by腐女子)といわれてもひとりで観たい映画だ。
女子供は隣でポケモンでも観とけ。

ビジュアル・クリエイター紀里谷和明が「宇多田ヒカルの旦那」から「キャシャーンの監督」に格上げになるよう心より祈る。

Posted by enokizu at 2004.4.20 | トラックバック
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