女の娘は例外なくみんな占い好きだが、それが薨じてくると心理学に興味を持ったりする。
学生時代に心理学を専攻していたガールフレンドが多い。なにも学術的に人間を深く知ろうとしているわけでなく、自分をもっと知りたいだけなのだ。そこにロマンチズムを感じる事は健康的で正しい。
僕は哲学や考古学と同じように心理学というのはもう死んだ学問で、いまや文学のひとつのジャンルとしか思っていない。そういう意味では同じ心理学の本を読むのなら、エンターティメントに長けた(読みやすい)ものを選んだ方がいいに決まってる。本家本元のジャマイカン・レゲエより英国人のレゲエのほうが好きなのと同じようなものだ。
さて心理学者としてはフロイトが有名だが、実際に支持者や研究社が多いのは弟子のユングの方でないだろうか。個人的にお勧めできるのは、日本のユング心理学の第一人者、河合隼雄先生の著書だ。沢山出回っているからリサイクルブックセンターの類にいけば、雑誌を買うくらいの値段で手に入れることができるだろう。
女の娘は例外なく占い好きで、心理学に興味がある。自分をもっと知りたいのだ。そうして僕はそんな女の娘たちを喜ばせるためだけに河合隼雄の本を読む。健康的で正しい。
「相手を理解しようと思ったら、理性だけで話し合うのではなくて、井戸を掘らないとだめなのです」