今日、届くはずのCG素材が週明けになったので、真っ昼間から扁桃腺除去手術で入院中のまろりんちゃんのお見舞いに行って来た。
退屈だろうし、小説読むのも辛かろうから、漫画でも持っていってあげようかと、たまたま新刊のところに平積みしてあった内田春菊の 「水物語」(全4巻)を買って、天気も良かったし車の運転も嫌いなんで、地下鉄で新札幌まで。
ガラガラの車内で中吊り広告を眺めながら久しぶりの地下鉄を満喫していたのだが、つい退屈になって、まろに買った漫画の包みを破って読み始めてしまった。
地下鉄の中で1巻を読み終わり、病室につくなり2巻を読み、帰りに「これ借りて行く」と3・4巻を持って帰ってしまった。
内田春菊の漫画も小説もあまり読んだ事はないのだが、これは痛い。すげー痛い。人の振りみて我が振り直せだ。
最初は、まるで男の人が描いたような細かい男の心理描写だなと感心していたのだが、最終的には女性賛歌の物語。せくーすがオープンなのもファーザーコンプレックスの女性の典型だ。だからよく山田詠美が引き合いに出されるが彼女ともスタンスが違う。
読後の感想は人によってそれぞれだろう。男性、女性だけでなく、左右するのは個人的な遍歴だ。それぞれの登場人物に誰かを当てはめながら読むのも楽しい。たしかに、人と人とのつき合う距離感は大切だし、相手や立場によって絶えず微妙に修正していかなければならない。
ただし、そりゃあ、そうだよなあ、と思ったとしても、僕は男として、この物語を肯定するわけにはいかない。いろんな日常はある。この物語の主人公は最終的に社会的には成功するのだが、女としての幸せはこの先掴めるのだろうか。まあ、いいや。
夕方、事務所に遊びに来たJdに「ところで、まろは手術でどこを切ったんですか?」と訊かれた。そういえば、どこだろう?だって病室でも漫画ばっかり読んでたもんな。
まろりんちゃん、3巻と4巻は明日、Jdが持っていきます。