ジョンレノンは天才でもないし、ポップスターでもない

本当は昨日、書いた方がタイムリー(死語)なのだろうが、テレビやラジオの音楽番組では相変わらずジョン・レノン特集でもやっていたのだろうか?

僕はビートルズは好きじゃない。
ひねくれものだからストーンズのほうがずっとマシさ、とこれまで言ってきたのだ。ただし、そういう人に限ってアンチ巨人ファンのように、人並み以上に詳しかったりするものだが。

実際、ビートルズのレコードも一枚も持っていなかった。唯一、聴いていたのはジョン・レノンのソロアルバム 「ロックンロール」 だ。(今はCDで映画「イマジン」のサントラを一枚持っている。これって邪道かな?)
はっきり言って、ジョンレノンのようなアーティストは好きだ。
しかし、デビッド・ボウイ、ジョン・レノン、アンディ・ウォーホール・・・、どういう共通項があるかお解りだろうか?

「その分野に於いて最も必要な才能に恵まれなかった人」である。

典型的なアイデンティティ喪失者でもあるカリスマ的ポップスターを僕は切に愛する。このへんの事を個人的に語りだすと天文学的に長くなるので、また別の機会に。飲み屋ででも訊いとくれ。
とりあえず、今、言いたいのは、ジョン・レノンは天才でも70年代最高のポップスターでもない、という事だ。

仮に今でもジョン・レノンが音楽活動を続けていたのなら、イマジンなんてもう唄わないだろうし、相変わらず何かを誰かに伝えたいという強い衝動はあって、さんざん大騒ぎしたあげくに「言うべき事は何もない」としか言えない人だろう。カリスマ・ポップスターはそれでいい、うさんくささがカリスマの条件なのだ。ろっくんろーる万歳!

ジョン・レノンが撃たれた1980年12月8日、僕は丁度その頃、行きつけの美容室にいた。「ジョン・レノンが撃たれたらしいよ、ジョン・レノンってビートルズで何やってた人?」と髪を切りながら当時のガールフレンドが訊ねたことを覚えている。僕はそれまで長く伸ばしていた髪を切っていたところだった。「さあ?」

世の中はパンクの時代に向かっていたのだ。

Posted by enokizu at 2000.12. 9 | トラックバック
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