札幌後楽園ホテルにて

オーウェルが警告した1984がそうでなかったように、アーサー・C・クラークが思い描いたような2001年にはならなかった。

ところで、クリスマスは恋人同士で過ごしたがるくせに、なんで正月はみんな、実家で過ごしたがるのだろう。

理由はいくつかあっても、そのひとつは、正月ぐらい家事をサボって上げ膳、据え膳でいたい(親に甘えるという事かな)わよと、あまりにも妻が愚痴をこぼすので、今年はホテルをとってあげた。
普通は旅行へ連れて行ってあげたり、せめて近郊の温泉に連れて行くものだろうけど、市内の札幌後楽園ホテル(車で10分。ホテルマンは2流だ、でも正月だから許す)
なんだ、ただ泊まるだけじゃん、と思う無かれ、まったくそのとおりだ。
まあ、ずっと独身時代からお互い、観光欲もなく、ただホテルでごろごろしているのが好きなたちなんで札幌のホテルにも随分あちこち泊ってる。やっぱ北海道って空気が違うよねーと観光客ごっことかもしながら。

しっかし、今回はずいぶん退屈な夜だった。正月ならではのサービスで、おせち懐石がついていたり、4つもベッドがついた眺めのいい広い部屋(こういう時期は安いんです)でも、退屈しのぎにはならない。
これで露天風呂がついていたところで殆ど変わらなかっただろう。連れはそうそうに眠ってしまっても、育ちが悪いせいか、枕が変わるとまるで眠れないたちだったりする。持ってきた本はすべて読み尽くし、テレビはなるべく電源を入れたくない主義だし、ましてや連れが居るのにPCなんて持ってきてないし、散歩に出るには寒いし。

まあ、これもつくづく静かな正月ってもんですなあ。それだけ僕は現代的物質主義に犯されているのだろう。そうして家に帰ってきてから、つくづく思う。おやじとか俗っぽいとかなんて言われようが構わない。だって本当に思うのさ、やっぱり家が一番いいなあ、ってさ。

Posted by enokizu at 2001.1. 3 | トラックバック
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?

Check to Subscribe to this Comment:
コメントに返信があった場合メールで受け取る:







Top↑へ