うちのみさちゃんは嫉妬深い。ある部分、病的だ。
単純に女性ボーカルのCDを買うだけで機嫌が悪いし、吉本ばななの小説を読んでいるだけで機嫌が悪い。最近も内田春菊の本を読んでいたら「この前、ばななで今度は春菊かい。この野菜殺し!」と訳の解らないことをいう始末。
ところで、女性が綺麗になると「恋をしているから」とか「つき合っている相手がきっと素敵な人なんだろう」と言う人が居る。
何年かぶりに、みさちゃんが帰省して10年振りに会った友人たちから「昔より全然、綺麗になった」とか言われてきたと聞かされて「それは、いまの旦那がいいからさあ」と答えておいたもんだ。
だが、しかし彼女はある日、気がついたらしい。
それは違う「私が綺麗になったのは私が昔より不幸だからよ」と。「だいいち、幸せで綺麗な女なんて居ない」とまで言いやがる。
確かに、離婚した女性は例外なく綺麗になる。幸せの定義は人それぞれ違うものの、それもそうかなあとつい思ってしまったのだ。
まあ、幸せにも綺麗にもなれないよりは少しマシじゃん。