北海道人らしく無性にラーメンを食べたくなる時がある。
だからといって評判の店に行って並んで食べるほどでもないけど。
そゆことで、お昼にキキ娘を連れだってバリ屋(プリンスホテル裏、他にもファクトリー向かいとかいろんなところにある)に出かけた。
ちょうどそういう時間だったのか、バリ屋は全盛期の山岡屋(個人的には好きじゃない)並の混みようだった。その店はフロアにアルバイトの娘ひとりとカウンターの中に若いおにいちゃん2人だけでやっている。
僕は背油(最初はなんて読むのか解らなかった)ラーメンとキキ娘は半チャーハンを注文して食べていた。
やがてとなりに座ってラーメンを食べ終わっていた親父が「チャーハン来てないぞ」とカウンターに向かって文句を言った。
客が去った後の片づけもままならないくらいくらいの忙しさの中、フロアの娘は厨房へおろおろしながらそれを告げた。大きな声での鍔迫り合いだったのでそこで「チャーハン?さっき出したべや!」と娘をなじる声が聞こえてきた「まったく、仕事できねえ奴だ」とまで罵倒されていた。
「まだ作ってないんだったらいい!」と怒った様子の隣の親父はどうみてもは大きすぎる半チャーハンを食べまくるキキ娘を恨めしそうに睨みつけながら店を出ていった。
世の中のほとんどの人は、自分のなりたい職業に就けるわけではない。
何も言わず出ていった親父の背中に向かって懸命にあやまるバイトの娘をみながらそう思っていた。
運良く、自分の指向に一番近い職業に就ける人もいるが、たいていの場合、自分のやりたい事の為に割り切って(すなわち効率よくお金を稼ぐため)労働についている人が多い。
まあ、年齢を重ねていくといったいそれがなんだったのかを忘れたり、気がついたときには他に食う方法が解らなかったりもするとしても。
しかし、今回の話の要点はそこにはない。
実はそのバイトの娘がかなり可愛いのだ。
何故、彼女のような人がこんな場所に?と思うくらい。
僕が言うんだから間違いない。行ってみそ。
2001/10/19追記:もう居ないよ。