知り合いの写真家が死んだと連絡があった。
彼は僕よりずっと若く、広告のような商業写真にも毒されず、作品と表現を信じていた。
病気や事故でなく目眩を起こしそうな高いところからダイブした。
死を選んだ人に対して、弱さを否定したり、何かと言ったりする人がいるが余計なお世話だ。生き続ける方がよっぽど大変なのだ、なんて物知り顔でいう人は一回死んでから、もう一回言え。
僕には真似できない。高所恐怖症だし。
今、とても腹立たしいのは、彼の為になにか言ってあげられる良き言葉を、なにひとつ持ち合わせていないことだ。