フォネティック・コード

電話の音声ガイドで困ったことはないだろうか?

先日、出張先でブロードバンド回線を使わなくてはならない事態が発生し、NTTホットスポットのサービスを利用することにした。10メガ程のファイルを大至急ダウンロードして納品しなければならなくなったからだ。
運良く滞在先のホテルのカフェでIEEE802.11bが使える事が解り、さっそくログインの手続をしたのである。

このサービスは最終的なログインパスワードはwebやメールでは告知せず、電話による音声ガイドシステムを使う。セキュリティのためだ。どんなにセキュリティーシステムが発達しても、プロバイダなどがそのように、大事なパスワードは郵便などの昔ながらのサービスをつかうものが現在でも多々ある。デジタルの究極の形はいつだってアナログだ。

で、音声ガイドシステム。これが困った。
コンピューター音声?の指示に従って番号を打ち込む、そしてパスワードが伝えられる。

は?聞き取りづらい?A?それともJ?

何度も何度も繰り返し再生してみても、よくわかんねーぞ、こら。
これはなにもNTTホットスポットサービスの音声ガイドの音質が悪いという話ではない。
104の電話番号案内サービスなら問題はない。
つまり、アルファベットという「音」は、機械任せにするのはまぎらわしすぎるのだ。

結論からいうとこのサービス、結局、利用することができなかった。
アクセスに失敗した際に、パスワードが違うのか、PCの設定が間違っているのかあるいはその両方か?時間内に解明するには時間に追われすぎていたせいもあるし。
ちなみに、この時点でのベストな選択は、たまたま隣の別館にあったYahoo! Cafeにてダウンロード。メモリースティックにコピーして届けることが最も手堅かった。

音声によってアルファベットを伝える苦労は日常的に多々ある。
たとえば、電話などでメールアドレスを伝えるのに困ったことはないだろうか?
前述のホットスポットサービスのように料金が発生する場合はもっと慎重に考えなければならない。
主謀する草サッカーチームのグラウンドを予約するシステムも音声ガイドシステムだ。
米里サッカー場、という場所があるのだが、この「B面〜」という音声ガイドと「D面〜」というガイド音声が非常に判別しづらく、どちらかのグラウンドに両チームが鉢合わせする事態は多々ある。
まあ、この程度なら、どっちかが違うだけなのだけど。

で、どうすればいいかというと、Phonetic code (フォネティック コード)これを再び掘りおこしてみてはどうだろうか?

もともとは電話や無線などの音声伝達媒体において、アルファベットの聞き間違いを防ぐために作られたもの。
各単語は亜流も多く、業界によっても違うようだが、別になんでもいい。お互い意味は通じるだろう。
たとえば「JPC」なら「ジュリエット、パパ、チャーリー」
電話などでメールアドレスを伝えるのに、Edge の場合「E、d、g、e、エコー、デルタ、ゴルフ、エコー」と言えば解りやすい。無線・航空マニアは、航空戦闘機 F-1 をフォクストロット・ワンと呼んだりする。

うちの鬼嫁が昔、海外航空券マーケット(闇)で君臨していたせいで使っていた。
今でも技術系、旅行代理店や航空会社系なら普通に使ってる人も結構居る。

自動音声ガイドシステムをスマートなシステムだと採用している企業はよく考えた方がいい。
耳がいいとか悪いとか、電話の音声品質とかの問題ではない。
ナンバーならともかくアルファベット(ネイティブでない日本語英語)は危険だ。
コミュニケーションはやっぱり人と人。
泣き寝入りしているユーザーは日本中にいるはずだから。

Posted by enokizu at 2003.6. 6 | トラックバック
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