99.4.30(015)号

JPCアンダーグラウンド&ニコ 誕生の謎
Text by Reijiro Enokizu

1999年5月からの本格的サッカーシーズンに向け4月は1ヶ月の長いオフをとった映像関連プロダクション代表お笑い草サッカーチームジョッピンカル札幌。いったん各所属クラブに戻った面々は普段通り趣味の乗馬、ヨットクルーズ、深夜のレイヴ、自作PCマシンのペンキ塗り、または私利私欲のために仕事に明け暮れていた。しかしフロント内部では2つの大きな動きがあった。

全盛期の新日本プロレスのように相手の技には思いっきりかかってやる、といったストロングスタイルのフットボールを目指すジョッピンカル札幌であるからして、勝つことだけがすべての地域リーグ参加は趣旨に合わない。そのため札幌を中心にゲリラ的活動を続けるには毎試合試合の弱そうな相手チームのブッキングとグラウンドの確保は深刻な問題であった。

1999年度から札幌市もスポーツ施設予約システムをコンピューターの一括管理に変更、これに伴いグラウンドの抽選を行うためにチームとしての札幌市への登録が必要となったのだ。フロントの判断は迅速だった。単純に抽選確率を2倍に上げるために不正二重登録に踏み切った。ジョッピンカル札幌と榎木津礼二郎率いる裏チームJPCアンダーグラウンド&ニコだ。命名は言わずとしれたアンディウォーホール、ユニフォームデザインはモリハナエの予定、とぬかりない。

4月中の書類郵送により手続きは済ませたのだが4月30日現在、何故か裏チームのみが登録されている模様で5月のグラウンドスケジュールはすべて「JPCアンダーグラウンド&ニコにて完了している。メンバー、関係者の方々は注意してもらいたい、「ジョッピンカル札幌」ではグラウンドは確保できていないのだ。

もう一つオフ期間に事件が起きた。

3/14の試合で治療の完治しないままでカムバックを果たしてくれた朝弱い金城武ことNANBU@TVハウスが所属クラブにての度重なる無断欠席により戦力外通告を受け香港に帰ってしまったという事件だ。

ご存じの通り金城武はジョッピンカルの中盤の要。その彼の卓越したボールキープと人並みはずれた運動量があって初めて運動量の少なさはワールドクラスのBadDog@レバンのような選手が中盤で機能するのだ。また彼、BadDogの発寒の妻が「金城武が来ると思うとつい口紅塗り直しちゃうんだよね」と洩らしていたのも聞き逃せない話だ。

フロントとしては慰留に向け香港まで出向く覚悟だ。

さて「JPCアンダーグラウンド&ニコの4/30現在までに確定している5月の予定をお話ししよう。まだ未確定の部分が多いのでメンバー、関係者は随時NextMatch!のページで確認して欲しい。

まず5月4日(休日)米里サッカー場Aコートにて13:00-18:00。紅白戦の予定だったが連休中でもあり家族を大切に、をモットーとするジョッピンカルにとってはメンバーの集まりが期待できない。フロントも急ピッチで検討中である。

次に16日(日曜日)13:30-17:30いよいよホーム白旗山に凱旋する。頼んでおいた天然芝の管理、ピッチの長さも完璧だ。この日は現在まだ未確定だが初顔合わせのチームと対戦する。お互い平均年齢は30歳以上。好ゲームが期待されるであろう。

続いて22日(土曜日)12:30-17:30同じく白旗山。この日はワールドユースU-20日本代表準優勝記念でU-20との対戦だ。チーム名はコモエスタ白石(仮)このチームから最初にオファーが入ったとき北星学園の学生を中心にしたチームと聞いて、すわっ!女子チーム!と思ってしまったが大学の男の子達らしい。この日はもう1チームU-20(大学生)チームが参加決定!3チーム総当たりのカップ戦となる。

そしてなんと翌日23日(日曜日)にはアウェイゲームが待っている。朝7:00から平岸中学校のグラウンドにて3/14に一度顔を合わせた「フィールドオーバーシアー」からのオファーを受けている。

5月最後は今期初のナイトゲームとなる。アウェイゲーム、5/29(土曜日)札幌中学校にて19:00から、「uhbトップクリエーションFC」との話が進行中だ(未確定注意)

特に後半は2週間で4ゲームというJリーグ以上の過密スケジュールである。1999対外試合公式記録は1勝1敗。はやく2勝目をあげて岡田監督率いるコンサドーレ札幌と肩を並べたいものだ(4/30日現在)

またこのホームページをご覧の草サッカーチームのみなさんのうち弱そうなチームは、特に5/16日には時間の空きがあるので対戦希望のオファーをフロントまでどしどし送って欲しい。

蒔かれた種には華が咲くのだ。
 
ロイター発・共同通信

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