1998.11.17(011)号

底なしの夜を汝れは流れて眠りしか 
11月14日、19億をかけて建造された我がジョッピン・ドームにて、チャリティーミニサッカー大会が催された。ジョッピンカルメンバーを6人づつの3チームに分け、総当たりのリーグ戦である。
前回、7人しかメンバーを集められず、その人望の薄さが疑問視されていた熊沢新ジョッピンカル監督代行だが、18人のメンバーとその家族を集め面目躍如といったところだ。しかしクラブ会費を今回500円から1000円に値上げした事により、せっかく勝ち得た人望は元の木阿弥になりそうな気配だ。
ジョッピンドームのお披露目は一般市民にも開放という大盤振る舞いで行なったが、オーナーであるはずのジョッピンカルは細長い3分の1のスペースで肩身の狭い思いでゲームを始めた。ゲームが始まると掲示板でおなじみの「小樽のちっさいの」さんが来てくれたのだが、そのあまりの小ささに見逃したメンバーも多い。
淡々としたミニサッカー大会を後目に、今回ロイタ一発・共同通信は、いつも同行する割には亭主たちのプレイを見るでなく情報交換や密談にいそしむ「ジョッピンカル奥様会」の不穏な動きを発見。そこで我々は大変な情報を引き出すことになったのだ。それは、シーズンオフに予定されているジョッピンカル温泉納会に便乗&同伴計画である。これを未然に防ぐためフロント側の確固たる姿勢が求められるところだ。
全員参加のミニサッカー大会はおおむね好評でジョッピンカル本来の目的の筈だった「サッカーを楽しむ」事を思い出させた。集まった当初はメンバーがギリギリのため紅白戦など皆無で不釣り合いな相手を捜しては、不必要なお土産(屈辱と仕事に差し支えるほどの怪我)をたくさん持ち帰ったものだ。このチャリティー・ミニサッカー大会は11/28日にもジョッピンドームにて行われる。次はいったい何に対してのチャリティーだ?との問いにフロント側は「16歳から64歳までの人にクーポンを配る」という炎の政治的意見で応えた。
 
ロイター発・共同通信

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