2002.11.7(063号)
『サッカーそのものは存在しない。存在するものはサッカーに関わる人だけだ』

スキルを活かせ!
魅惑のWorld Club Champion Football SerieA 2001−2002

ジョッピンカルのベテランメンバーたちを虜にしているWorld Club Champion Football SerieA 2001−2002(以下、WCCF

ゲームについての詳細の説明はここで語るほどでもないので省く。
未体験の人は、まず、こっちを読んでおくれ。

■榎木津礼二郎の憂鬱■
魅惑のWorld Club Champion Football SerieA 2001−2002

もう少し具体的に知りたい人はこちら、

★ピックアップ アーケード★
ワールドクラブ チャンピオンフットボール セリエA 2001-2002

上記リンクで語っているように、サッカーファンだけでなく、いい年齢をした大人を虜にするだけの魅力は充分にある。

ゲームセンターなどに行くのが気恥ずかしいと躊躇うシャイなメンバーも多いだろう。しかし、ソファの上から世界は見えない。かつて、パンクロックがガレージから世界を動かすことができるかも知れない、という希望が妄想だったように。

普段、そういった場所に出入りしないベテランメンバーには、新鮮な体験もある。
郊外のゲームセンターに漂う独特の場末感。
特に明け方のゲームセンターには、西友から5千円貰ってきたような若者たちでいっぱいだ。まさにホームアンド・アウェイ。特に地域差別をするわけではないが、客層は明らかに差がある。

これからゲームを始める人に注意が必要だとしたら、チーム名だ。
最初に90秒以内で決めなければならないチーム名は監督カードが任期満了するまで変えられないので注意。
「あややックス」とかオタッキーなチーム名はともかく、私のように「ジョッピンカル札幌」とオレンジのユニフォームが堂々とサテライトの大型プロジェクターに映し出された日には、隠れようがない。

先日、事情があって厚別のキャッツアイなる場末感漂うアウェイでのプレイを余儀なくされた。人目を気にしないまでも、こんな場所で知り合いにあったらこっ恥ずかしいなあ、そういえば厚別、大谷地のチームがあったなあ、確かこの前、札幌ドームで対戦したっけ?と思っていた矢先、サテライトに映し出される
「ジョッピンカル札幌」vs「FCドルフィン」
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!

スキル発動により、現在右手骨折中のロビー
それと、まあ、金はかかる。
2プレイで500円、という事は一枚の監督カードを任期満了するのに、2万5千円。
かつてボリスバーでひと晩に9万使ったジョッピンカルなら、このくらいへっちゃらだろう。
しかし、とにかく金がかかる。
何故なら、私は最初にこのゲームの話を聞き、ゲームセンターへ向かおうとした時、サッカー馬鹿&馬鹿のアベジメンバーに電話をしながら車を急いで駐車場から出していた。
すでにアベジメンバーは2万を突っ込んでいると延べ、はまったら金掛かるよ、と炎のアドヴァイスをくれたのだが、電話しながらの片手運転が車をあらぬ方向に導き、アルファのドア1枚完全に潰してしまった。手始めに、7万円の損失。

1万〜2万突っ込んだからと言って、嘆くな。
仕事でもなんでも金をかけたところに金は落ちる。

トレーディングカードのコレクター的楽しみを併せ持つWCCFだが、そんな幼稚な事が楽しいのではない。

ノリックのスキルは空中で発動する
中には、先日のインターポンチネンタルカップ最中、トッティ-中田&カンナバーロという大型トレードの為に、わざわざカードを試合中、自宅まで取りに帰ったノリックメンバーや、ボリスの娘の元彼から黒カードを4枚1000円で買った嫌な大人、榎木津、口八丁でタダで巻き上げたみっちゃん、などと不本意な側面も若干ある。
まあ、氷山の一角と見逃して欲しい。

見知らぬ相手と通信対戦できる事で、ジョッピンカル・フロントとしては、戦術シュミレーションとしてこのゲームを利用しているのだ、あくまでも志は高い。

まず、選手起用。どういう選手をどう配置するか?
見知らぬ対戦相手の中で、本来、監督の数だけバリエーションがあってしかるべきなのだが、残念ながら、綺羅クローンばかりが多い世の中だ。
そんな中で、例えば、期待の若手を中心にセレクトしたようなようなちゃんとこだわりとテーマを持ったマニアックな対戦相手と当たると、フットボールファンとして嬉しい。
逆に、中盤にRバッジオ、トッティ、デルピエロ、中田を並べた間違いなくサッカーを知らないど素人も本当に多い。
WEでも同じように、例えば中田、小野、中村、稲本なんて並べるのは、今時、ジーコくらいだ。

よしぴーの未知数のスキル「場の空気」敵味方無く注意が必要だ。
綺羅クローンばかりの世の中の中で、先日、オール白で綺羅・黒3枚まで可能、というローカルルールはどうか?という話があった。
しかし、WCCFの次のバージョンVer.1.20での大会ルールU-5(レア&スペシャルカードの使用が合計で5枚以下)と同様に使ってくる綺羅黒と優良白はどのチームも同じようなメンツとなるのが目に見えている。

ここで、綺羅&綺羅になっている黒以外の選手のみのチームというジョッピン公式ローカルルールを提唱する。

ま、もう一枚監督カード用意しとけばいい事だ。
いつか8サテライトすべてジョッピンで埋め尽くす身内大会の為に。

仕事に強烈な負荷をかけるとスキル「ぶっちぎり」が発動する。海外逃亡中のまろ。
さてさて、ようやく監督カード1枚目の更新となった私だが、このゲームで戦術・フォーメーションよりもっと重要なことを学んだ。
それは選手のスキルを活かす、という事である。

WCCFだと選手それぞれに特定のスキルがついている。そのスキルを活かすことが最も重要だ。裏側の得意ポジションで升目が最も濃くなっているところ、すなわち得意ポジションでスキルが発動されるとも言われている。

ジョッピンカルのメンバーたちにも、そして人間誰しも独特なスキルがあるだろう。
それらをフィールドだけでなく、日常の仕事で家庭で生活で上手くスキル発動させることが人生を渡る上での戦術だとWCCFは教えてくれた。

もし、自分のスキルが何か解らないメンバーが居たら、以下のリンクを押してみれ。
気に入ったスキルが現れるまで何度でも押すがよい。

■ WCCFスキル自動生成 ■

球を持った瞬間、フィールド上どこでも(GKでも)発動してしまう強力スキル「孤軍奮闘」
この閉塞した社会に於いて、ささやかな達成感と曖昧なコミュニケーションを感じさせてくれる稚拙なゲームWCCF・・・

と、たとえ筑紫哲也に馬鹿にされようが、早く行かないとキャッツアイ閉まっちゃう、と夜中の三時に車を飛ばすBd。
カードの中にはコビトが入ってるのか?と楽しそうに豆腐カードを会社でばらすみっちゃん。
中学生と文通してカードをやりとりしてるのを見つかり、もう口もききたくないと鬼嫁に罵倒された榎木津。

ゲーマーにとってWCCFの旬はすぎたと言える。
しかしWCCFはまだまだ続く。
なぜなら我々はゲーマーじゃないからだ。

じょっぴん共同通信

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