2000.12.20(049)号
希望を抱き、恐怖に震え、畏怖にうたれる。究極の歓喜があり、耐えがたい絶望がある。サッカーという冒険には、人間のあらゆる感情が凝縮され、すべての営みが投影される。だから、刻まれた記憶は決して色褪せない。

陽はまたのぼりくりかえす - 第三回、ジョッピンカル・アォーズ

人間は不合理な存在である。いろいろな矛盾をもっている。

ぐらしゃす!じょっぴん戦士たち。
12月16日、17日、恒例温泉一泊二日、第三回2000年度ジョッピンカル・アウォーズが今年も開催された。

12月の中日ともいえば、CMプロダクションに従事するメンバーが多いジョッピンカルにとって、年内CM搬入締め切りが15日、年明けCM搬入が20日と最も切羽詰まる時期。何人に振り回されない仕事の管理とスケジュールを予定通りこなせた勝ち組だけが参加できる踏み絵のような弱肉強食の強行日程だ。

今年は定山渓から舞台を移して小樽朝里川温泉、武蔵亭。


じょっぴんグループ副社長挨拶の図↑

じょっぴんグループ副社長おしの嬢の小樽青春時代の強力なコネとセクハラに近い尽力を駆使して、この繁忙期に強引に部屋数を確保した上、暴力的な値切りに成功。豪華なお膳料理と電動麻雀卓つきの部屋というアウォーズ史上類のない豪華なものとなった。


次々に会場に到着するじょっぴん戦士や来賓たち。「いつも、観てますよ」と奇策に声をかける番頭さんや女中たち。式典は大宴会場「桔梗の間」で行われた。

午後七時半、じょっぴん国歌斉唱で始まる予定だったが、予想通り音響設備の不備で三年連続の見送り。昨年度のMVP、GK相川の乾杯の音頭で宴はスタートした。


表彰式に先立ち、本年度は初めて、2000年度「ベストイレブン」の発表が行われた。今年は本家ジョッピンカル札幌のメンバーに限られるが、今期の公式戦での代表キャップ数の多い順に表彰された。
キャップ数とは、簡単に言えば来た順。今期、本家の公式試合数は25、に本家の深い病巣は半分しか来なくてもベストイレブンに入賞できるあたりだろう。今期のベストイレブンは後述の一覧表を参照して欲しい。


続いて得点王の発表。今年度は本家、分家の公式戦の他に合同チームやクロスオーバーでヘルプしてくれたメンバーも多いので、総合ランキングで発表された。

2000年度得点ランキング
青は本家オレンジは分家メンバー)
順位 選手名 得点 順位 選手名 得点
1 ソウ 21 15 斉藤 2
2 キン 20 15 後藤 2
3 マサ 12 15 森井(若) 2
4 二木 10 19 ジャンルカ 1
4 ファントム 10 19 奥田 1
6 久堀 5 19 光成 1
6 つぶやき 5 19 ゼルガディウス 1
6 タケ 5 19 植田 1
9 藤川 4 19 熊沢 1
9 石井 4 19 福井 1
9 エビラ 4 19 梅内 1
9 シオミ 4 19 トントン 1
13 トム 3 19 北岡 1
13 ミチヒロ 3 19 奈良 1
15 遠藤 2

ご覧になってお解りかと思うが、ソウ&キンの攻撃力は群を抜いている。どのくらい凄いのかというと、このくらい凄い。
順位  選手名   Team  得点
1 ソウ 新札幌 21
2 キン 新札幌 20
中山雅史 磐田 20
4 北嶋秀朗 18
5 ツゥット FC東京 17
柳相鐵 横浜M 17
三浦知良 京都 17
8 金鉉錫 V川崎 16
9 森島寛晃 C大阪 15
西澤明訓 C大阪 15
11 アマラオ FC東京 13
バロン 市原 13
13 シバタ 新札幌 12
14 久保竜彦 鹿島 11
平瀬智行 鹿島 11
16 二木 札幌 10
ファントム 新札幌 10
18 高原直泰 磐田 10
呂比須ワグナー 名古屋 10

ただし、来年度は噂されていたソウの海外移籍が合意にいたり、年明け早々に渡米することになった。
行き先はMLS-アメリカのSAINT MARY'S UNIVERSITY of Minesotaだ。ただし期限付き(単位がとれれば、の話)レンタル移籍の上、夏休みには代表復帰も可能という事だ。

今年の戦績を含めたデーターは、あらためて別ページにアップしてあるのでそちらを参照して欲しい。
またチームの一年や来期への展望については、恐怖の年間会計収支終了後、次号で詳しくお伝えする。


現金3億円分の宝くじと副賞として「えりんぎ詰め合わせ」が贈られた。

続いて、新人賞の発表。ジョッピンカル新人賞は今年デビューした新人の中で、なおかつサッカー未経験者の経歴をもつものだけに与えられる素人には最も栄えある賞。なにしろレコード大賞新人賞と同じく一生に一度しか受賞できないのだ。
本年度の厳しい選考に選ばれたのは、新札幌ボランチ、ジャンルカ親父。選考理由は最年長でありながら、最後尾を勤めるデコッパチに「熊沢さんより、ずっとマシ」と言わしめた 的確なポジショニングと、40を目前に控えた多くの本家メンバーにも、あと10年は草サッカーができるかもしれないという希望を与えてくれたことだ。

ジャンルカ親父には現金3億円分の宝くじと副賞として「えりんぎ詰め合わせ」が贈られた。受賞の言葉として、ジャンルカは「来年はもっと審判としてがんばりたいと思います」と40を目前に控えた多くの本家メンバーを失意のどん底に落とすスピーチを演じてくれた。


最後に本年度のMVPの発表。文字通り、じょっぴんグループの中で最高殊勲選手に与えられる最も栄えある賞だ。

選考会議では最後まで揉めたものの、寸前のところで新札幌11番キンをかわして、新札幌16番ノリックが選ばれた。
選考理由としては、札幌転勤により未経験者ながらサッカーを愛する情熱により単身入団。毎試合、家族を伴っての参加と「家族を大切に」を忘れかけていた最もジョッピンカルの基本理念に添った選手ではないだろうか、という選考理由だ。
決して一部で噂されている「アウォーズには都合で出席できないものの、宴会経費の足しにしてください、と金一封をフロントに贈った」という袖の下疑惑(だけ)を評価したわけでは決してない事を弁明しておく。

【2000ジョッピンカルアウォーズ表彰一覧】
→最優秀選手賞
 ノリック (新札幌)
→ベストイレブン(cap数)
 光成 龍一 MF
 相川 春夫 GK
 遠藤 英一郎 FW
 藤川 貴広 MF
 斉藤 英樹 MF
 二木 宏司 MF
 熊沢 洋男 MF
 奥田 敏夫 FW
 植田 秀人 MF
 森井 綾 DF
 石井 考城 FW
フラッグ(24)
モーニング(22)
ニューエッジ(22)
ニューエッジ(22)
モーニング(16)
テレビハウス(16)
レバン(15)
撮影(14)
道映(14)
元アドビデオ(13)
モーニング(13)
→得点王
 ソウ (新札幌) 21得点
→新人王
 ジャンルカおやじ (新札幌) 1947.2.20生まれ
→フェアプレイ賞 高円宮杯
 本年度 該当者なし

アトラクションの景品ビンゴ大会にはJR北海道、100円ショップ高野ベンジー商事を初め、大人のおもちゃ「男のロマン」などから、さまざまな景品が寄せられた。幸運を射止めた人たちの感想を何人かご紹介しよう。
携帯バイブのスタンダード、ピンクローターを見事射止めたのは、おたさん。「これなら、上司の目を盗んで、いつでも携帯できます(はあと)」↓
↑特殊ゴム制、アナルスクリューを射止めてにっこりのヤスヨン。「うれすぃ〜、インテリアにもぴったり!」 ↑革製猿ぐつわを手に入れて感無量のBd。さっそく会場で装着して悶絶のご様子。「パルプフィクションで観たときから欲しくてたまらなかったんすよ〜」
←マニアには堪えられないアンナミラーズの制服。しかも一度まろりんたんが素肌に試着したもの。見立てはぎんぞー。
最も高価だったと思われる男根つき革製パンツを射止めて、ご満悦の様子の弁天さま。「しかし、ちと柔らかすぎじゃ」→ ↑まろりんたんには、特殊ラテックスいぼいぼサックをゲットでご満悦、パンティでほおかむりの世界のさんは早くも一次会から爆走。

一等商品、新型チェキは相川がベテランのしたたかさで射止めたものの、大人のおもちゃ類を貰った様々な来賓嬢、たとえば、ピンクローターを当てたota、アナルスクリューのヤスヨン、特殊ラテックスいぼいぼサックのまろりんちゃん、豪華革製男根付きパンツの新人女優など、フロントのもくろみとしては、てっきり処理に困って返してくれるだろうと予想していたのだが、「いやだー、こんなの、困る〜、きゃあ〜」とか言いながらも結局、全員、ちゃんと持って帰ってしまった事を明記しておく。

豪華電動麻雀卓を使っての不毛な神経衰弱。貫徹ワールドサッカーウイニングイレブン対決、12月生まれのまろりんちゃんプチ誕生パーティと、部屋に帰っても宴は例年通り朝まで続けられた。朝食も豪華な膳で、例年の夕食より豪華であったことも付け加えておこう。

霰のない寝姿を激写するぎんぞーに、あ〜れ〜と叫びながらもフラッシュの中で満面の笑みは、さすが女優。

これを期に、小樽朝里川温泉武蔵亭をジョッピンカルフレンドリー旅館とし、プライベートでも積極的に利用して欲しい。土日祝日以外であれば、さらに優遇してくれるらしい。お申し込みは副社長おしのちゃんまで。
来期は各試合毎の500円会費をなんとか上手く積み立てて、ベストイレブン受賞者は無料招待くらいのはからいも目指したいもんだ。

ロイタ一発・共同通信

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