ジョッピンカル・ミステリー・ツアー

2003 第6回ジョッピンカル・アウォーズ

恒例一泊二日大忘年会、第六回ジョッピンカル・アウォーズは、当初、12月初頭に「しんしのつたっぷの湯」で開催される予定で万事進んでいた。しかし突如として、フロント陣の副業が年末進行の激務。目前にしてキャンセルとなる一大事が起きた。
だからといって、我々にとってインターポンチの灯は消してもアウォーズの灯は消すわけにはいかない。ジョッピンカルフロント陣は開催日を各メンバー副業の仕事納めも過ぎたど年末、12月27日、28日という強行日程で決定。果たして毎年、施設をたらい回しにされる会場ジプシーのジョッピンカルにこの強行日程の会場が確保できるのか?

hotel.jpg2003年も1ヶ月を切ったころ見切り発車で、アウォーズ公式案内が発表された。

今年は「ミステリーツアー」
到着するまでどこに連れて行かれるかわからないという遊びごころいっぱいのお得なプラン!

要するに27日までに決めればいいのだ。なんとかなるだろう。
嘘はついてない。嘘つきは泥棒のはじまり。きつつきは巣作りのはじまり。
イメージ写真はディズニーランドの写真でも貼っちゃえ。沖縄、南国もイメージさせるように水着も持ってきた方がいいかも!とか書いちゃえ。

この告知を観て勝手に動いたひとりの男がいた。
タッカー41歳(本厄)
彼は宴会大臣としてこの告知が自分に出された指令あるいは天命だと受け止めたのだろう。
プールつきのお城のような会場を確保せよ、と。

そしてついに2003年度アウォーズは一部のベテランメンバーの嫌な予感(&悪寒)のとおり、ガトーキングダムを占拠することに決定した。

ガトキンといえばフェアリー・フォンテーヌでのプール&スパ!しかるべく水着姿を遠慮した身体的に不自由な女子レギュラー陣が予想通り相次ぎの辞退。おかげで夜間照明に舞う雪の中、このムーディーな師走のスパリゾートは、40を越えた熱い男たちでいっぱいだ。雪降りしきる極感の中での裸のつきあいこそ男の浪漫。

 

各写真をクリックすると寒さが伝わってきます。ちなみに寒いとゆーより、足の裏がまじ切れそうだった。

夜はいよいよアウォーズ授賞式が超豪華な円卓会場で各賞が発表された。

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最年長ジャンルカ先輩の乾杯の挨拶でスタート

2003年年度ジョッピンカルアウォーズ受賞者

【2003 ジョッピンカルアウォーズMVP レアルじょっぴんNo16:レッチリ】

周知の通り病に倒れ、二度とピッチでその姿をみることはできなくなったレッチリこと奥田メンバー(享年48歳)をジョッピンカル100年の歴史の記録として残さないわけにはならない。そして我々はかつてジョッピンカルに奥田敏夫というよく喋り、そしていくら言っても開きすぎのセンターフォワードが創設メンバーに居たことを忘れてはならない。

【得点王 No8:ロビー】

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得点王はジョッピンカルに於いて最も価値のない賞ではあるが、二年連続での受賞は評価したい。その代わり、本人が気づいていないあのルーズソックスは変だと誰かちゃんと言ってあげてくれ。
賞品として来年の干支にちなんだ猿の着ぐるみが贈呈され、この後この格好で隣の宴会場をはじめ館内を引きずり廻されることになったため、賢明なメンバーたちは得点王だけはとらないようにしようと囁いた。

【新人賞 No52:バーボン】

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本来、ジョッピンカルの新人賞は新人選手の中でも素人選手に与えられる賞であったが、周知の通り今期の入団選手はみな達者な経験者ばかり。異例ではあるが定説を変えて2003年度入部メンバーの中でもひときわ存在感の光るバーボン選手に与えられた。賞品として彼の好きなバーボンの度数52度をプリントしたオレンジユニが贈られた。

【高円宮杯 No31:ジョン・エラティ】

素人まんせーなジョッピンカルにあって、唯一フットボーラーとしての評価にたって与えられる賞。
今期はジョンに与えられた。選考理由としては全敗に終わったミドルサッカートーナメントに於いて、怪我(自爆だけどな)からの炎の復帰、教職者とは思えない汚いチャージ&最終ラインからのフィード戦術はファルカン日本を思い出させる弱小チームの突破口を魅せてくれた。
当日、ジョンメンバーは残念ながら会場に来られなかったため、賞品は生ものだったのでこちらで処分させてもらった。

【2003年度バロンドール NoI:相川】

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今年から新設されたバロンドールは年間興業に最も多く参加してくれた奇特なメンバーに与えられる最も栄えある賞だ。今期は文句なしにジョッピンの守護神&ライバルチームへのプレゼンター相川選手に記念品の一流ブランドグラウンドコートと共に贈られた。
GKというポジション柄、鎖骨骨折なんてのは序の口。ベテランならでは、尿管結石、痛風、B型肝炎、前立腺炎という爆弾に悩まされながらのプレイは多くのフットボーラーだけでなく、御同輩やお年寄りを勇気づけ、相談役として専門サイトをオープンする羽目になる。

授賞式の後は恒例ビンゴ大会。
今期は例年以上の会場費のためビンゴ大会は中止にしてはどうかというまっとうな意見も出たが、ロメオカップの灯は消してもビンゴ大会の灯は消さない。
加えて賞品の選択、そのセンス、質がパーティーの質につながる。凡庸な選別しかできない興行主は凡庸な興業しかできない。例外はない。
丁寧に梱包して会場に運び込まれた今年の1等賞品は、事前のアナウンスでセレブにしか買えないインテリジェンスなもの、たとえばイームズの椅子とか、と情報を漏らした。アウォーズはおろか世界規模でも類がない景品。なにしろ、忘年会の景品なんです、と告げると店の人が驚嘆したくらいだ。

2003年度ジョッピンカルアウォーズ1等景品はこれだ。
(←クリック。もち新品セット)。

その他の末等(抜粋)

ホテルニセコアンヌプリ・ペア宿泊券高級アコーディオンヌーブラ踊る大捜査線プレミアムグッズセット

宴会終了後も再び夜のプールに行くもの、ひたすら飲むもの、ウイイレマルチタップ対決、握り麻雀と今年もジョッピンカルが一年をかけて積み上げたものをひたすら消費する夜であった。
関連写真は「じょっぴん岸辺のアルバム」にて。

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最後に年末の急なつっこみにも関わらずワンフロア占拠させて大騒ぎをさせてくれたガトーキングダムに感謝したい。まさかこんな師走の繁忙期にこんなに空いてるなんて!
流石だ。
つか終わってる。

じょっぴん共同通信【2003・12・28】(065)号